人が植栽をして樹木を植えるのでは無く自然に落下した種子が発芽したり、根萌芽や伏状更新といった単為生殖による更新など人の手を加えなく自然の力で後継樹が育ち入れ替わることをいいます。
さて先週恵那山に登った時に天然更新のことがやたら気になりました。
恵那山は独立峰であるため頂上付近は寒風が吹きつける厳しい気象条件のため十分に樹高生長できないオオシラビソ林となっていて一定の大きさになると枯れてしまっています。
そんな厳しい気象条件であっても恵那山頂部は森林は成立しています。
森林が成立しているため展望が悪く登山者には不評であるのですが私にとって自然のサイクルのたくましさを感じます。
その一つが背丈の低いオオシラビソ林の林床には次の世代を担う後継樹が育っているのです。
ですので何らかの要因で上層木が枯れてしまっても森になっていくのです。
こんな観察をしていると頂上付近の展望の悪さは気になりません!
頂上付近の森は大丈夫な一方、恵那山の一部には林床がササの覆われてしまっているところがあります。
そんな場所では後継樹がササに勝てず後継樹が育たなくなってしまうため次第にササ原状態に変わっていってしまいます。
このササが広がっていくと恵那山のような山は頂上付近の森が無くなり展望の良い山になります。
現状を見ていると長い年月をかけて森林は消失してしまうのでは?と思っています。
これから100年後の恵那山山頂部が気になります。
まぁ私は生きていないので分かりませんが.....どうなるんでしょう?
今回はちょびっと森林生態学的な内容となってしまいました。
こんな妄想をするのも森歩きの楽しみと私は思っています。(管理人)
林床には後継樹が育っています

後継樹のアップ

上木は枯れていますが後継樹が育ってきて近い将来樹冠うっ閉します

上ににササ原へ変化する後退遷移も観察できます。

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